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Airspan製の楽天モバイル向け屋内用5Gスモールセルが技適通過



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は技術基準適合証明や工事設計認証などを通過した機器の情報を更新した。

米国(アメリカ)のAirspan Networks製の基地局「AirVelocity 6200」が2021年8月25日付けでDSP Researchを通じて電波法に基づく工事設計認証を取得したことが分かった。

工事設計認証番号は003-210160である。

特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の31に規定する特定無線設備となり、5G-NR(28GHz)用基地局に該当する。

そのため、ミリ波(mmWave)の28GHz帯の周波数に対応した第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式の基地局と分かる。

周波数範囲は27000~27400MHzで動作し、帯域幅は1搬送波あたり100MHz幅で運用できる。

出力は0.000126~0.881Wとなっている。

Rakuten Mobile (楽天モバイル)が総務省から5G向けに割当を受けた周波数で動作するため、Rakuten Mobileに納入する基地局になると考えられる。

また、Rakuten Mobile向けの基地局であることから、NR BandはRakuten Mobileが導入したFR2のn257となる。

すでにRakuten Mobileは28GHz帯に対応した5Gの基地局でAirspan Networksを採用しているが、Airspan Networksからは新たな種類の28GHz帯に対応した5Gの基地局を調達する見込みである。

AirVelocityシリーズはAirspan Networksが屋内用のスモールセルのラインナップとして展開しているため、AirVelocity 6200も屋内用のスモールセルで、Rakuten Mobileは屋内で5Gを整備するために活用すると思われる。

なお、工事設計認証ではAirspan Networksのイスラエル法人であるAirspan Networks (Israel)が申請者となっている。

総務省

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