サムスン電子が組織改編、スマホ事業はDX部門のMX事業部に
- 2021年12月12日
- Android関連
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)は組織改編に伴う部門および事業部の名称の決定に関して発表した。
2021年12月7日付けで人事に関する発表に合わせてIM (IT&Mobile Communications)部門およびCE (Consumer Electronics)部門を統合する計画を発表していたが、2021年12月7日の時点では統合後の正式な部門の名称は決定していなかった。
2021年12月10日付けで統合後の部門の名称を決定および発表しており、DX (Device eXperience)部門と定めることになった。
顧客体験中心とする方針を部門の名称に反映しており、テレビ、家電、スマートフォン、通信機器などの多様な製品に加えて、顧客の需要に呼応したサービスおよびソリューションによって消費者が最適化された体験を得られるよう努める意志を込めて決定したという。
DX部門は5の事業部を統括しており、旧IM部門の事業部に相当するモバイル・エクスペリエンス事業部およびネットワーク事業部、旧CE部門の事業部に相当するビジュアル・ディスプレイ事業部、生活家電事業部、医療機器事業部で構成される。
IM部門の事業部として存在した無線事業部はモバイル・エクスペリエンス事業部に名称を変更した。
モバイル・エクスペリエンス事業部の公式な略称はMX事業部となる。
価値のある顧客体験を最優先とする経営哲学を反映し、急変する事業環境と多様化する顧客の需要に対して先制的に対応する意思を込めて名称を変更したと説明している。
モバイル・エクスペリエンス事業部はスマートフォンをはじめとする携帯電話、タブレット、パソコン、ウェアラブルデバイスなどの携帯端末に関する事業を担当する。
無線事業部の発足後は携帯電話の展開から開始したが、継続的に製品のラインナップを拡大してきた。
スマートフォンなどの多様な製品は当然として、顧客サービスまで便利に連携したGalaxyエコシステムとオープンな提携関係を通じて消費者が最適化された体験を得られるよう努めるという。
ネットワーク事業部は基地局を構成する無線装置をはじめとする基地局に関連した通信設備を展開している。
基本的に携帯通信関連ではモバイル・エクスペリエンス事業部が端末、ネットワーク事業部が基地局に関する事業を担当することになる。
基地局に関する事業は日本、韓国、欧州(ヨーロッパ)、北米で拡大する計画である。
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