Ooredooグループ、ZTEから5Gの基地局と端末を調達
- 2021年12月15日
- 海外携帯電話
カタールの移動体通信事業者(MNO)であるOoredooは中国のZTE (中興通訊)と提携の延長に合意したと発表した。
OoredooおよびZTEはカタールの首都・ドーハ市に所在するOoredooの本社で式典を開催し、OoredooおよびZTEの幹部が出席して提携の延長に係る合意書に署名したという。
ZTEはOoredooと同社の連結子会社を含めたグループの事業会社に対して第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)の基地局を構成する無線装置、クラウドコアネットワーク、トランスポート、端末を供給する計画である。
端末には5Gに対応したモバイル無線LANルータおよび据置型無線LANルータなどが含まれている。
5Gに対応したモバイル無線LANルータに関しては提携の延長に伴い供給する対象に拡大した。
また、ZTEは合意に基づきサービスの提供および統合も行う。
Ooredooおよび同社の連結子会社は中東、北アフリカ、東南アジア、南アジアの国と地域で移動体通信事業者として携帯通信事業を展開する。
中東ではカタール、クウェート、オマーン、イラク、パレスチナ、北アフリカではチュニジアおよびアルジェリア、東南アジアではミャンマー(ビルマ)およびインドネシア、南アジアではモルディブに参入している。
カタールではグループの統括会社としても機能するOoredooが事業会社で、カタール以外の国と地域ではOoredooの連結子会社が事業会社となっている。
すべての事業会社がZTEと協力するとは限らないが、アルジェリア、ミャンマー、インドネシアなど多くの国の事業会社で協力した実績がある。
その他の詳細までは公表していないが、協力する事業会社は拡大する計画という。
ZTEの端末はクウェート、チュニジア、アルジェリア、ミャンマー、インドネシアの事業会社が採用することも決定している。
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