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ソニー製の未発表XperiaスマホがFCC通過、中低価格帯か



Sony製のLTE/W-CDMA/GSM端末「15465A」が2022年1月11日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。

FCC IDはPY7-15465Aである。

モバイルネットワークはLTE (FDD) B5/B12, W-CDMA V, GSM 850/1900で認証を受けている。

Bluetooth、無線LAN、NFC、FMラジオの周波数でも通過している。

無線LANの規格はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応しており、無線LANの周波数は2.4GHz帯および5GHz帯を利用できる。

15465Aは未発表端末のメーカー型番である。

無線LANの規格はIEEE 802.11axに対応していないため、低価格帯から中価格帯のXperiaシリーズで展開するスマートフォンになると思われる。

FCCは米国の政府機関であるため、原則としてFCCでは米国で利用できる周波数に限り認証を実施する。

そのため、米国で利用できない周波数の対応状況はFCCが公開した情報から判断できないことが少なくない。

第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式に対応することは確定しているが、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式の対応状況は特定できない。

W-CDMA方式およびLTE方式の1.7GHz帯や1.9GHz帯など米国の大手の移動体通信事業者(MNO)が導入および運用する主要な周波数には対応していないことも確実で、米国以外で販売すると考えられる。

日本向けスマートフォンの場合は原則として米国における国際ローミングで利用できる周波数に限りFCCで認証を取得することになる。

FCCで認証を取得した周波数は過去に発売した中低価格帯の日本向けスマートフォンの一部と共通であるため、日本向けとなることも十分に想定できる。

米国における国際ローミングのために対応する周波数の傾向から販売元の移動体通信事業者を推測できる場合がある。

日本向けスマートフォンとなる場合はNTT DOCOMOもしくはKDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)が販売すると思われる。

FCC

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