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豪州のTelstra、トンガのDigicel (Tonga)の復旧に協力



豪州(オーストラリア)の移動体通信事業者(MNO)であるTelstraはトンガの移動体通信事業者であるDigicel (Tonga)の復旧に協力することが分かった。

Telstraの最高経営責任者(CEO)が情報を共有しており、Telstraはフィジーを拠点とする英領バミューダ諸島のDigicel Pacificの完全子会社化を完了していないが、すでにDigicel Pacificの技術部門とDigicel (Tonga)の復旧に向けた協力のために連絡しているという。

Digicel (Tonga)はジャマイカを拠点とする英領バミューダ諸島のDigicel Group HoldingsがDigicel Pacificを通じて完全所有しているが、TelstraがDigicel Pacificの株式の全部を取得して完全子会社化することが決定している。

そのた、Digicel Pacificの完全子会社であるDigicel (Tonga)はTelstraの完全子会社となる予定である。

トンガでは2022年1月15日に発生した海底火山の大規模な噴火の影響で、海底ケーブルが2ヶ所で破損したことが予備的な調査で確認されている。

海底ケーブルの不通に伴いトンガでは国際電話、国際SMS、インターネットを含めた国際通信が全面的に停止した状況であるため、Telstraは国際通信の復旧に協力する。

TelstraはDigicel Pacificと協力して衛星ソリューションを開発しており、可能な限り迅速に国際通信を復旧できるよう努めると表明している。

国際通信の完全な復旧には海底ケーブルの修理が必要であるが、暫定的な措置として衛星を活用して国際通信の復旧を試みる計画である。

Telstraは豪州政府とも協力しており、すでに豪州のクイーンズランド州からトンガに向けて出発した豪州空軍の航空機には必要な通信設備を搭載した。

ただ、トンガ国内の空港は火山灰の影響で航空機が発着できない状況であるため、トンガに通信設備を搬入できていないと思われる。

トンガを再び世界と繋ぐために24時間体制で作業に取り組むという。

なお、Telstraが完全子会社化するDigicel Pacificの事業にはトンガの事業のほかに、フィジー、ナウル、パプアニューギニア、サモア、バヌアツの事業も対象となっている。

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