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フィリピンのDITO Telecommunityが5Gを商用化



フィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるDITO Telecommunity Corporationは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2022年2月28日より5Gの提供を開始している。

まずは固定通信用途に限定してDITO 5G Home WiFiとして5Gを展開する。

携帯通信事業を主力事業とするため、将来的には確実に携帯通信用途でも5Gを展開すると考えられる。

当初は国家首都地域(マニラ首都圏)の一部が5Gの提供エリアとなるため、5Gの申し込みは国家首都地域の一部の店舗に限り受け付ける。

具体的にはフィリピンの首都・マニラ市、ケソン市、カローカン市の一部が5Gの提供エリアで、マニラ市の1店舗、ケソン市の2店舗、サンフアン市の1店舗で5Gに加入できる。

5Gに対応した端末として据置型無線LANルータを用意しており、SIMカードと据置型無線LANルータを含めたスターターキットの12,990フィリピンペソ(約29,000円)が加入時の1度に限り必要となることに留意しておきたい。

月間データ通信容量は50GB、100GB、170GB、250GBの4種類を用意し、月額料金はそれぞれ590フィリピンペソ(約1,300円)、990フィリピンペソ(約2,200円)、1,490フィリピンペソ(約3,300円)、1,990フィリピンペソ(約4,400円)に設定されている。

期間限定で月間データ通信容量を2倍に拡大しているため、改めて案内するまで月間データ通信容量はそれぞれ100GB、200GB、340GB、500GBとなる。

通信速度は下り最大500Mbpsに制御している。

5Gの無線方式はNR方式を採用しており、周波数はサブ6GHz帯の3.5GHz帯である。

周波数範囲および帯域幅は3300~3400MHzの100MHz幅で、NR BandはFR1のn78となる。

基地局を構成する無線アクセスネットワーク(RAN)の通信設備は国家首都地域およびルソン島北部では中国のHuawei Technologies (華為技術)、ルソン島南部およびビサヤ諸島では中国のZTE (中興通訊)、ミンダナオ島ではフィンランドのNokiaの子会社で中国のNokia Shanghai Bell (上海諾基亜貝爾)から調達している。

そのため、5Gを商用化した国家首都地域ではHuawei Technologiesから調達した通信設備を使用することになる。

フィリピンでは3番目に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。

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