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韓国のLG U+が3.5GHz帯を追加取得、5Gの帯域幅を拡張へ



韓国の政府機関で電気通信分野などの規制を管轄する科学技術情報通信部(Ministry of Science and ICT:MIC)は携帯通信向け周波数を割当する対象の法人を選定したと発表した。

科学技術情報通信部の電波政策局電波資源管理チームは2022年7月14日に携帯通信向け周波数として確保した3400~3420MHzの割当に係る最終的な審査を実施した結果、韓国の移動体通信事業者でLG U+として携帯通信事業を展開するLG Uplusを割当する対象の法人に選定したという。

3400~3420MHzの割当は2022年6月2日に公示して申請を受け付けていたが、LG Uplus以外の移動体通信事業者は申請を行わず、LG Uplusが唯一の申請者となった。

韓国の電波法第11条に基づき競争の需要が発生する周波数は原則としてオークションの形式で割当しなければならないと規定しているが、申請者が1者で競争が発生しないため、科学技術情報通信部は事前に定めた3項目の審査基準をもとに審査を進めることになった。

審査基準は電波資源利用効率、財政的能力、技術的能力の3項目である。

科学技術情報通信部はLG Uplusが提出した周波数利用計画の検討に加えて、意見聴取による審査を行い、LG Uplusの周波数利用計画は周波数の割当に係る条件に適合すると評価した。

そのため、周波数を割当する対象の法人としてLG Uplusを選定し、その事実をLG Uplusに通知したという。

3400~3420MHzは3.5GHz帯の一部で、すでにLG Uplusは3.5GHz帯では3420~3500MHzの80MHz幅を取得し、商用の第5世代移動通信システム(5G)で使用している。

5Gの無線方式としてNR方式を導入しており、NR BandはFR1のn78として運用する。

既存の周波数と隣接する20MHz幅の取得に成功したため、将来的にはNR方式の帯域幅を100MHz幅に拡張して5Gの通信速度を高速化することになる。

5Gの通信速度を高速化する時期などはLG Uplusが発表する予定である。

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