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Vodafoneがハンガリーから撤退へ、4iGは2社のハンガリーMNOを傘下に



英国(イギリス)のVodafone Groupはハンガリーから撤退すると発表した。

Vodafone Groupは同社の完全子会社でハンガリーの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone Hungaryを通じてハンガリーで携帯通信事業を展開しているが、Vodafone Hungaryを売却してハンガリーから撤退することになった。

Vodafone Groupは完全子会社でオランダのVodafone Europeを通じてVodafone Hungaryを完全所有している。

Vodafone Hungaryの株式の51%をハンガリーの4iG、49%をハンガリー政府がVodafone Europeより取得することで当事者が仮契約を締結したという。

関連する規制当局による審査の対象となるため、正式な契約の締結や関連する規制当局の承認を経て、2022年12月末までに取引を完了する予定である。

完了後は4iGがVodafone Hungaryの株式の過半を保有し、Vodafone Hungaryは4iGの子会社となる。

Vodafone Hungaryは加入件数を基準にハンガリーで2番目の規模を有する移動体通信事業者で、加入件数は300万件に達する。

4iGは2022年1月3日にハンガリーの移動体通信事業者であるDIGI Telecommunication and Servicesを取得した。

DIGI Telecommunication and Servicesは4iGの完全子会社として携帯通信事業を展開しており、ハンガリーの4社の移動体通信事業者のうち2社が4iGの傘下となる予定である。

4iGはハンガリー以外の国にも携帯通信事業で参入している。

モンテネグロでは2021年10月11日に設立した完全子会社で同国の4iG Montenegro Dooを通じて2021年12月21日にモンテネグロの移動体通信事業者であるTelenor doo Podgoricaを取得し、Telenor doo Podgoricaは4iGの完全子会社となった。

アルバニアでは2022年3月4日に同国の移動体通信事業者であるALBtelecomの株式の80.27%を取得してALBtelecomを子会社化した。

2022年3月21日にはブルガリアのAlbania Telecom Investを取得し、Albania Telecom Investの子会社でアルバニアの移動体通信事業者であるONE Telecommunicationsも同日に子会社化したため、2022年3月にはアルバニアで2社の移動体通信事業者を取得したことになる。

なお、Albania Telecom Investは4iGの完全子会社で、ONE Telecommunicationsに対する持分比率は99.899%となっている。

ハンガリーでもアルバニアと同様に2社の移動体通信事業者を所有することになる見込みである。

2021年12月以降にハンガリー、モンテネグロ、アルバニアで携帯通信事業に参入しており、欧州(ヨーロッパ)で携帯通信事業を本格化する。

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