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香港のSmarToneがアジア初導入のGSMを終了、29年半の歴史に幕



香港特別行政区の移動体通信事業者(MNO)であるSmarTone Mobile Communications (數碼通電訊)は第2世代移動通信システム(2G)の提供を終了した。

SmarTone Mobile Communicationsは2022年10月14日をもって2Gの提供を終了しており、2022年10月15日より停波作業を順次実施することになる。

2022年4月時点でSmarTone Mobile Communicationsの加入者のうち2Gの携帯端末を利用する加入者は0.1%未満の水準に低下していた。

2Gの需要の大幅な低下を受けて、2Gを終了することで決定した。

香港特別行政区の政府機関で電気通信分野の規制を司る通訊事務管理局(Communications Authority:CA)も2Gの終了は適切と判断しており、SmarTone Mobile Communicationsの決定を受け入れた。

データ通信の需要の増大に対応するために2Gで使用した周波数は高度な無線方式で使用し、周波数を有効活用する計画である。

SmarTone Mobile Communicationsは2Gの無線方式としてGSM方式を採用および導入した。

英領香港時代の1993年3月にGSM方式で2Gを商用化しており、当時はGSM方式を導入した実績がないアジア太平洋地域で最初にGSM方式を商用化することになった。

当初は900MHz帯の周波数を使用していたが、1.8GHz帯の周波数も追加していた。

アジア太平洋地域で最初のGSM方式に準拠した2Gは2022年10月14日をもって終了したため、約29年半の歴史に幕を閉じた。

これまでに、香港特別行政区の移動体通信事業者としてはHutchison Telephone (和記電話)が2021年9月30日に2Gを終了した。

SmarTone Mobile Communicationsは香港特別行政区で2番目に2Gを終了した移動体通信事業者となった。

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