マーシャル諸島国家通信局がMNOとしてGSMAに加盟
- 2022年11月14日
- 海外携帯電話
マーシャル諸島の政府機関で同国の移動体通信事業者(MNO)であるマーシャル諸島国家通信局(Marshall Islands National Telecommunications Authority:MINTA)は携帯電話の業界団体であるGSM Association (GSMA)に加盟したことが分かった。
GSMAは公式ウェブサイトに会員の一覧を掲載しており、マーシャル諸島国家通信局は2022年11月中旬までにOperator MemberとしてGSMAに加盟したことを確認できる。
Operator Memberは無線方式にGSM方式もしくはGSM方式の発展方式を採用かつ移動体通信事業者として携帯通信事業を行う者が加盟の資格を有する。
マーシャル諸島国家通信局は第2世代移動通信システム(2G)の無線方式としてGSM方式、第4世代移動通信システム(4G)の無線方式としてLTE方式を導入した。
また、移動体通信事業者として携帯通信事業を行う。
そのため、Operator MemberとしてGSMAに加盟する資格を満たしている。
マーシャル諸島国家通信局はマーシャル諸島で唯一の移動体通信事業者である。
本部はマーシャル諸島の首都でマジュロ環礁のマジュロ市に所在する。
周波数は700MHz帯、900MHz帯、1.8GHz帯で携帯通信網を整備している。
900MHz帯および1.8GHz帯ではGSM方式、700MHz帯ではLTE方式を導入しており、LTE BandはBand 28となる。
GSM方式の次にLTE方式を導入したため、第3世代移動通信システム(3G)の無線方式は導入しておらず、将来的に3Gの無線方式を導入する計画もない。
GSM方式はマジュロ環礁、クワジェリン環礁のイバイ島、ウォッジェ環礁、ジャルート環礁、ロンゲラップ環礁、キリ島、LTE方式はマジュロ環礁に限り利用できる。
過去にマーシャル諸島の事業体はGSMAに加盟した実績がない。
マーシャル諸島の事業体としてはマーシャル諸島国家通信局が初めてGSMAに加盟することになった。
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