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NTTドコモ、韓国のSK Telecomと5G発展技術や6Gなどで協力へ



NTT DOCOMOは韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecomと次世代通信インフラストラクチャ技術分野およびスマートライフ事業分野で協力関係を構築するための検討で合意したと発表した。

NTT DOCOMOおよびSK Telecomは2022年11月18日に基本合意書を締結しており、2022年11月21日から検討を開始している。

次世代通信インフラストラクチャ技術分野ではNTT DOCOMOおよびSK Telecomが商用化した第5世代移動通信システム(5G)の発展技術として5G evolutionに係る技術協力の検討を進める。

詳細としては5Gの無線方式であるNR方式が単独で動作する無線アクセスネットワーク(RAN)構成であるスタンドアローン(SA)構成、ミリ波(mmWave)の周波数の活用促進、通信網の省エネルギー化、オープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)技術および仮想化無線アクセスネットワーク(vRAN)技術に関して協力の検討を行う。

第6世代移動通信システム(6G)に関してもNTT DOCOMOとSK Telecomでコンセプトおよびスケジュールの整合を取り、標準化および研究開発を共同で主導することを目指す。

なお、NTT DOCOMOはSA構成およびミリ波の5Gを導入しているが、SK TelecomはSA構成の5Gは導入しておらず、ミリ波の5Gは限定的な運用にとどまる。

SK Telecomはミリ波の周波数として28GHz帯の800MHz幅を取得しており、有効期間は2018年12月1日から2023年11月30日までの5年間となっている。

ただ、韓国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る科学技術情報通信部(Ministry of Science and ICT:MSIT)はSK Telecomに対して28GHz帯の5Gの基地局の開設数が構築義務の数量に満たないとして有効期間の10%を短縮する制裁措置の発動を決定している。

スマートライフ事業分野では映像事業やメタバース関連サービスなどで連携を検討する。

NTT DOCOMOは韓国の移動体通信事業者としてはKT Corporationの株式の5.48%を保有し、長期にわたりKT Corporationと協力してきた。

しかし、2022年第1四半期には資本関係を解消した。

SK Telecomは加入件数を基準として韓国で最大手の移動体通信事業者である。

加入件数を基準に日韓で最大手の移動体通信事業者が協力を検討することになった。

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