ザンビアのMTN Zambiaが5Gを商用化、ザンビア初の5Gに
- 2022年11月28日
- 海外携帯電話
南アフリカのMTN Groupの子会社でザンビアの移動体通信事業者(MNO)であるMTN Zambiaは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。
2022年11月24日より5Gの提供を開始している。
11か月にも達する5Gの試験を行い、5Gの商用化を実現したという。
MTN Zambiaは携帯通信事業を主力事業とするが、まずは固定通信用途で5Gを商用化しており、将来的に携帯通信用途でも5Gを導入する計画である。
一部の固定通信向けプリペイドプランが5Gに対応しており、すべて有効期間は30日間となっている。
データ通信容量が無制限のプランは通信速度が最大30Mbpsもしくは最大50Mbpsとなる。
通信速度が無制限のプランはデータ通信容量に上限を設定しており、15GB、30GB、55GB、85GB、140GBから選択できる。
5Gに対応した端末としては中国のHuawei Technologies (華為技術)製の据置型無線LANルータを用意している。
5Gの無線方式としてはNR方式を導入した。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成である。
サブ6GHz帯(Sub6)の周波数を使用する。
基地局を構成するRANの通信設備はHuawei Technologiesから調達しており、端末と基地局ともにHuawei Technologies製となる。
MTN ZambiaはMTN Groupの子会社で、MTN Groupは完全子会社で南アフリカのMobile Telephone Networks Holdings、完全子会社で南アフリカのMTN International、完全子会社でモーリシャスのMTN International (Mauritius)を通じてMTN Zambiaを所有している。
MTN Zambiaに対するMTN Groupの持分比率は78%となっている。
アフリカの国に所在するMTN Groupの子会社としては南アフリカとナイジェリアに続いて3番目に5Gを商用化した。
これまでに、ザンビアの移動体通信事業者は5Gを導入していないため、MTN Zambiaはザンビアで最初に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。
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