フィリピンのGlobe Telecomが2022年Q3の業績を発表

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フィリピンの移動体通信事業者(MNO)であるGlobe Telecomは2022年第3四半期の業績を発表した。

2022年9月30日に終了した9か月間となる2022年第3四半期累計の連結売上高は前年同期比3.0%増の1,301億9,700万フィリピンペソ(約3,137億5,993万円)、当期純利益は前年同期比47.6%増の265億フィリピンペソ(約638億9,289万円)となった。

業績の発表に伴い事業分野別の業績も公表している。

携帯通信分野の売上高は前年同期比3.1%増の924億2,900万フィリピンペソ(約2,227億4,336万円)で、全体の71.0%に達する。

Globe Telecomの業績報告の事業分野区分を基準に携帯通信分野はGlobe Telecomで最大の事業となる。

携帯通信分野のうち携帯通信サービスの提供は87.2%を占めている。

前年同期比で音声通話およびSMSは減少傾向で、データ通信は増加傾向となっている。

なお、携帯通信網を利用した固定無線通信サービスは携帯通信分野に含まれていない。

2022年9月30日時点の事業データも判明している。

携帯通信サービスの加入件数は前年同期比4.6%増の87,873,936件となった。

加入件数のうちポストペイド回線は2,514,403件で2.9%、プリペイド回線は85,359,533件で97.1%を占めている。

加入件数は前年同期比で増加したが、SIMカードの実名登録の義務化に伴いプリペイド回線を中心に減少する見込みである。

Globe Telecomは東南アジアで最初に第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2022年9月30日に終了した3か月間となる2022年第3四半期には1,064か所に基地局を新規開設、10,600か所の基地局を更新、1,887か所の基地局で5Gの運用を開始している。

フィリピン全土で5Gの整備を継続する計画である。