Vodafone Group、Vodafone EgyptをVodacom Groupに譲渡
- 2022年12月15日
- 海外携帯電話
英国(イギリス)のVodafone Groupの連結子会社で南アフリカのVodacom GroupはVodafone Groupからエジプトの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone Egypt Telecommunicationsの株式の55.0%を取得したことを発表した。
Vodafone GroupおよびVodacom Groupは2021年11月10日付けでVodafone Egypt Telecommunicationsの株式の譲渡に係る合意に達していた。
必要な規制当局の承認を取得できたため、2022年12月13日付けで譲渡を完了したことを公表している。
当初は2022年3月31日までに完了する見込みと案内していたため、当初の計画から半年以上も遅れたことになる。
規制当局の承認が当初の想定より大幅に遅れた模様である。
Vodafone Groupは108億南アフリカランド(約835億2,775万円)と241,976,243株のVodacom Groupの株式を対価として受領しており、Vodacom Groupに対する持分比率は60.5%から65.1%となった。
同時にVodafone Egypt Telecommunicationsに対する持分比率は55.0%から35.8%に低下した。
そのため、Vodafone Egypt Telecommunicationsの位置付けは連結子会社から関連会社に変更すると思われる。
Vodafone Egypt Telecommunicationsはエジプトの移動体通信事業者で、主要事業は携帯通信事業である。
本社はエジプトのギザ県・10月6日市に所在する。
Vodacom Groupは南アフリカを拠点としてアフリカ各国で携帯通信事業を展開しており、Vodafone Group傘下のアフリカ事業を統括する機能を備える。
エジプトの携帯通信事業をアフリカ事業に特化したVodacom Groupに移管することで、アフリカ事業の所有構造を簡素化するとともに、Vodacom Groupが保有するアフリカ事業の知見を活用してエジプトで事業規模の拡大を図る。
スポンサーリンク