新しいiPad Proが日本でWi-Fi 6Eに対応、超低出力モードも利用可能
- 2022年12月27日
- Apple関連
米国(アメリカ)のApple製のタブレット「iPad Pro 11インチ(第4世代)」および「iPad Pro 12.9インチ(第6世代)」は日本でWi-Fi 6Eに対応したことが分かった。
いずれも2022年10月26日に発売しており、ハードウェアとしては発売当初よりWi-Fi 6Eに対応しているが、発売時点で日本と中国本土ではWi-Fi 6Eを利用できないと案内していた。
日本標準時を基準として2022年12月14日にAppleが提供を開始したiPadOS 16.2にアップデートを行うと、日本でもWi-Fi 6Eが有効となる。
Appleは公式ウェブサイトの製品ページを更新しており、中国本土ではWi-Fi 6Eを利用できないと案内しているため、日本ではWi-Fi 6Eを利用できるが、引き続き中国本土ではWi-Fi 6Eを利用できない。
Wi-Fi 6Eは6GHz帯の周波数を使用した無線LANのひとつで、Wi-Fi Allianceが6GHz帯のIEEE 802.11axをWi-Fi 6Eとして展開する。
すでに総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運用する電波利用ホームページでは6GHz帯の無線LANに関する電波法に基づく工事設計認証の情報が反映されている。
工事設計認証はA2436、A2437、A2766、A2759、A2761、A2762が2022年11月17日付けでDSP Researchを通じて取得している。
それぞれiPad Pro 12.9インチ(第6世代)のWi-Fiモデル、Wi-Fi + Cellularモデル、Wi-Fi + Cellularモデル(中国本土限定)、iPad Pro 11インチ(第4世代)のWi-Fiモデル、Wi-Fi + Cellularモデル、Wi-Fi + Cellularモデル(中国本土限定)の型番となる。
6GHz帯の無線LANは証明規則第2条第79号に規定する特定無線設備と証明規則第2条第80号に規定する特定無線設備として工事設計認証を取得しており、日本では超低出力モードと屋内専用低出力モードで動作する。
6GHz帯の無線LANは出力モードとして標準出力モード、超低出力モード、屋内専用低出力モードを規定しており、日本では超低出力モードと屋内専用低出力モードを制度化した。
屋内専用低出力モードに限り対応する製品も存在するが、新しいiPad Proは超低出力モードにも対応することになる。
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