米DISH Wireless、VoNR対応オリジナルスマホCelero 5G+を準備中

Tweet

米国(アメリカ)のDISH Networkの完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるDISH Wirelessはスマートフォン「Celero 5G+」を準備していることが分かった。

Celero 5G+が複数の認証機関に登場したことで、Celero 5G+の存在が判明している。

米国の政府機関である連邦通信委員会(Federal Communications Commission：FCC)の認証は2022年11月15日付けで取得した。

中国のWingtech Technology (聞泰科技)が製造を行う。

携帯通信網はNR (FR1, FDD) n2/n5/n25/n26/ n30/n66/n70/n71, NR (FR1, TDD) n41/n48/n77, LTE (FDD) B2/B4/B5/B12/B14/ B25/B26/B30/B66/B71, LTE (TDD) B41/B48, W-CDMA II/IV/V, GSM 850/1900で認証を受けている。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応しており、無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成およびノンスタンドアローン(NSA)構成で動作する。

SA構成ではNR方式で音声通話を行うVoNR (Voice over NR)にも対応している。

Bluetooth、無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz)、NFCも利用できる。

製品名からDISH Wirelessが製品化したオリジナルのスマートフォンであるCelero 5Gの上位版に相当すると考えられる。

DISH Wirelessが移動体通信事業者として整備する携帯通信網で使用する主要な周波数に対応しているため、移動体通信事業者として展開する携帯通信サービスのラインナップで発売する見通しである。

連邦通信委員会のほかに複数の認証機関を通過しており、Celero 5G+の発売に向けて準備を進めている。

DISH Wirelessの取扱店で2023年前半に販売を開始すると思われる。