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スペインのMovistar、MWC Barcelona 2023会場でミリ波5Gを整備



スペインの移動体通信事業者(MNO)でMovistarとして携帯通信事業を行うTelefonica Moviles Espana、スウェーデンのEricsson、米国(アメリカ)のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm TechnologiesはGSM Association (GSMA)が主催するMWC Barcelona 2023 (MWC23)の会場でミリ波(mmWave)の周波数を使用した第5世代移動通信システム(5G)を整備すると発表した。

Telefonica Moviles Espana、Ericsson、Qualcomm TechnologiesはMWC Barcelona 2023のHall 3でミリ波の5Gを整備する予定である。

MWC Barcelona 2023のHall 3ではQualcomm Technologiesが同社のSnapdragon Mobile Platformに基づくミリ波の5Gに対応した商用の端末の展示を行う。

Qualcomm Technologiesは超高速大容量を実現するミリ波の5Gは混雑した場所で最高の5Gを提供する最適な方法と説明しており、訪問者がミリ波の5Gを試すことができる環境を用意する。

なお、Qualcomm Technologiesが展示するミリ波の5Gに対応した商用の端末にはスマートフォン、モバイル無線LANルータ、据置型無線LANルータ、パソコンなどグローバルで展開する幅広い製品が含まれる。

周波数はTelefonica Moviles Espanaが商用で割当を受けたミリ波の26GHz帯を使用するため、免許人はTelefonica Moviles Espanaとなる。

スペインでは初めて商用で割当したミリ波で5Gを整備することになった。

基地局を構成する通信設備はEricssonが供給する。

無線装置はEricsson製でアンテナ一体型のAIR 5322を設置する予定である。

スペインでは2022年12月21日に26GHz帯を全国と地域限定に分けて割当しており、周波数範囲は全国が25100~27500MHz、地域限定が24700~25100MHzとなる。

5Gの無線方式としてNR方式を導入する場合のNR BandはFR2のn258として運用できるほか、26500~27500MHzの範囲ではFR2のn257も選択できる。

4社が26GHz帯を取得しており、帯域幅はTelefonica Moviles Espanaが全国で1000MHz幅、Orange EspagneおよびVodafone Espanaがそれぞれ全国で400MHz幅、Globe Operator Telecomが地域限定で200MHz幅となっている。

Telefonica Moviles Espanaは最も広帯域を取得したことになる。

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