シンガポールのSingtel、2023会計年度Q3の業績を発表

Tweet

シンガポールのSingapore Telecommunications (Singtel)は2023会計年度第3四半期の業績を発表した。

2022年12月31日に終了した9か月間となる2023会計年度第3四半期累計の連結売上高は前年同期比5.1%減の109億7,200万シンガポールドル(約1兆1,006億566万円)、当期純利益は前年同期比0.8%増の17億100万シンガポールドル(約1,706億2,798万円)となった。

なお、Singapore Telecommunicationsは2023年3月31日に終了する12か月間を2023会計年度とする。

業績の発表に伴い事業別の業績を案内している。

連結子会社が展開する携帯通信事業の売上高はシンガポールの携帯通信事業が前年同期比4.1%増の14億1,400万シンガポールドル(約1,418億3,890万円)で、豪州(オーストラリア)の携帯通信事業が前年同期比3.3%増の39億5,900万豪州ドル(約3,652億366万円)となった。

シンガポールおよび豪州では完全子会社を通じて携帯通信事業を行う。

シンガポールでは同国の移動体通信事業者(MNO)であるSingtel Mobile Singapore、豪州では同国の移動体通信事業者であるOptus Mobileが事業会社で免許人となる。

2022年12月31日時点の事業データも公表した。

Singtel Mobile SingaporeおよびOptus Mobileの携帯通信サービスの加入件数が判明している。

Singtel Mobile Singaporeのポストペイド回線は前年同期比2.2%増の288万8,000件、プリペイド回線は前年同期比5.0%増の138万5,000件、合計は前年同期比3.1%増の427万3,000件となった。

Optus Mobileの音声通話に対応したポストペイド回線は前年同期比1.6%増の598万件、音声通話に対応したプリペイド回線は前年同期比9.9%増の331万2,000件、データ通信専用回線は前年同期比8.3%増の108万5,000件、合計は前年同期比4.8%増の1,037万8,000件である。

2023会計年度第3四半期累計の平均月間データ通信量はSingtel Mobile Singaporeが前年同期比17.5%増の9GB、Optus Mobileが前年同期比13.9%増の15GBで、いずれも前年同期比で増加した。

Singapore Telecommunicationsは関連会社を通じてアジア、アフリカ、欧州(ヨーロッパ)でも携帯通信事業を展開している。