鹿児島県の曽於市、ローカル5Gの無線局免許を取得
- 2023年02月23日
- Local 5G
鹿児島県の曽於市はローカル5Gの無線局免許を取得したことが分かった。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運用する電波利用ホームページで確認できる。
曽於市は2023年2月16日付けでローカル5Gの無線局免許を取得している。
無線局の種別は基地局で、無線局の目的は一般業務用となっている。
周波数は4800~4900MHz、帯域幅は100MHz幅、最大出力は309mWとなる。
送受信所は鹿児島県曽於市である。
そのため、免許人である曽於市の市域にローカル5Gの基地局を開設する。
ローカル5Gでは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式としてNR方式を導入できる。
NR BandはFR1のn79となる。
ローカル5GではNR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成として単独で動作するスタンドアローン(SA)構成もしくは第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成の導入が認められている。
NSA構成で運用する場合はアンカーバンドとして機能するLTE方式に常時接続が必要となるが、曽於市はLTE方式の基地局の無線局免許を取得していない。
制度上は携帯電話事業者など他社が運用するLTE方式もアンカーバンドとして使用できるが、曽於市はSA構成の採用が有力と思われる。
曽於市は自治体であるため、自治体がローカル5Gの無線局免許の免許人となる。
自治体が免許人としてローカル5Gの無線局免許を取得した事例は東京都、徳島県、兵庫県、大分県玖珠郡の玖珠町、福岡県の田川市に次いで6番目である。
曽於市の詳細なローカル5Gの用途などは準備が整い次第案内すると思われる。
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