2023年のGLOMO Awards、ベストモバイルインフラはファーウェイに
- 2023年03月02日
- 海外携帯電話
携帯電話の業界団体であるGSM Association (GSMA)はスペインのカタルーニャ州の州都・バルセロナ市で開催中のMWC Barcelona 2023 (MWC23)に合わせて2023 Global Mobile (GLOMO) Awardsの受賞者を発表した。
GSM Associationは毎年のMWC Barcelonaに合わせてGlobal Mobile Awardsの審査および発表を行い、携帯通信分野で優れた製品やサービスなどを表彰している。
携帯通信技術の部門では最優秀モバイルネットワーク・インフラストラクチャのカテゴリで中国のHuawei Technologies (華為技術)が展開するMetaAAUが選ばれた。
最優秀モバイルネットワーク・インフラストラクチャのカテゴリはコアネットワーク、バックホール、トランスポート、無線アクセスネットワーク(RAN)など携帯通信網を支える要素の通信設備を選考の対象とする。
MetaAAUは大規模MIMO (Massive MIMO)に対応したアンテナ一体型無線装置で、無線アクセスネットワークを構成する通信設備となる。
カバレッジの拡大、通信品質の向上、消費電力の削減を実現するアンテナ一体型無線装置である。
Huawei Technologiesの説明では従来のAAUでは320Wの出力で実現したカバレッジと同等のカバレッジをMetaAAUでは160Wの出力で実現するという。
なお、Huawei Technologiesはアンテナと無線装置を統合したアンテナ一体型無線装置をAAUとして展開している。
AAUはアクティブ・アンテナ・ユニットに由来する。
MetaAAUはAAUのラインナップとしては第3世代となる。
中国で最初に商用展開を開始したが、中国以外では最初にフィリピン、次にサウジアラビアでも商用展開している。
中国ではChina Unicom (中国聯通)として携帯通信事業を行うChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)、フィリピンではGlobe Telecom、サウジアラビアではZain KSAとして携帯通信事業を行うMobile Telecommunication Company Saudi Arabiaで導入の実績がある。
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