楽天シンフォニー、サウジアラビアのZain KSAと協業

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Rakuten Mobile (楽天モバイル)の完全子会社であるRakuten Symphony (楽天シンフォニー)はサウジアラビア(KSA)の移動体通信事業者(MNO)でZain KSAとして携帯通信事業を行うMobile Telecommunication Company Saudi Arabiaと次世代の通信網の構築における協業を目的とする覚書を締結したと発表した。

Rakuten SymphonyおよびMobile Telecommunication Company Saudi ArabiaはオープンスタンダードとRakuten Symphonyが提唱するネットワークインフラストラクチャをベースとする次世代の通信網を開発する。

クラウドネイティブで完全仮想化された次世代の無線アクセスソリューションのアーキテクチャの設計を行い、費用対効果の高いソリューションを迅速かつ効率的に提供する計画である。

高度な自動化機能を備えたオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)に基づく第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)のソリューションとなる。

両社の協業の進捗や見通しは適宜発表するという。

Rakuten Symphonyはオープンスタンダード、高度な自動化、オーケストレーションに基づく完全クラウドネイティブネットワークを展開できるよう世界中の通信事業者に協力している。

通信事業者が短期間かつ低コストで安全かつオープンな携帯通信網を容易に構築することに貢献しているという。

Mobile Telecommunication Company Saudi Arabiaはクウェートの移動体通信事業者でZainとして携帯通信事業を行うMobile Telecommunications Companyの連結子会社である。

広大な面積を誇るサウジアラビアにおいて欧州(ヨーロッパ)、中東、アフリカを含めたEMEAで最大規模の5Gを構築している。

Rakuten Symphonyと協業することで、高信頼、安全、近代的な通信網の迅速な展開を期待するという。

サウジアラビアの情報通信技術分野の発展に貢献するほか、サウジアラビア政府が掲げるサウジ・ビジョン2030の構想の実現にも貢献する。