ベトナムの携帯電話事業者MobiFone、Nokiaの5G基地局を採用
- 2023年03月03日
- 海外携帯電話
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ベトナムの移動体通信事業者(MNO)であるMobiFone CorporationはフィンランドのNokiaの完全子会社で同国のNokia Solutions and Networksと第5世代移動通信システム(5G)における協業に関する合意に署名したと発表した。
MobiFone CorporationおよびNokia Solutions and Networksの合意に基づき、Nokia Solutions and NetworksはMobiFone Corporationが5Gを展開するために通信設備および技術をMobiFone Corporationに提供することになる。
MobiFone Corporationは5Gを商用化しておらず、トライアルとして5Gを展開する状況である。
5Gのトライアルは一般の加入者も利用できるが、商用化に向けた準備段階であることには変わりない。
これまでに、MobiFone Corporationは韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)と第4世代移動通信システム(4G)および5Gの展開で協力することで合意していた。
そのため、5GのトライアルではSamsung Electronicsから調達した通信設備を使用している。
新たにNokia Solutions and Networksとも5Gで協力することになった。
Samsung Electronicsとの協力も継続する見込みであるため、基地局を構成する無線装置をはじめとする主要な5Gの通信設備はNokia Solutions and NetworksおよびSamsung Electronicsから調達することになると思われる。
Nokia Solutions and Networksとは技術面でも協力を行い、携帯通信用途は当然として、固定通信用途でも5Gを導入できるよう協力する。
MobiFone Corporationはベトナムの首都・ハノイ市に本社が所在する会社である。
加入件数を基準としてベトナムで3番目の規模を有する移動体通信事業者となっている。
なお、ベトナムには5社の移動体通信事業者が存在する。
5Gの導入に向けて準備を進めているが、5Gを商用化する時期は確定していない。
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