インドのJio、Airspan子会社を買収へ
- 2023年03月10日
- 海外携帯電話
インドのReliance Industriesの子会社でインドのJio Platformsは米国(アメリカ)のAirspan Networks Holdingsから同社の子会社で米国のMimosa Networksを買収すると発表した。
Jio Platformsは約6,000万米ドル(約81億7,680万円)でMimosa Networksを取得することでAirspan Networks Holdingsと合意に達したと案内している。
なお、Jio Platformsは子会社で米国のRadisys Corporationを通じてMimosa Networksを子会社化する予定である。
Jio PlatformsによるMimosa Networksの子会社化は米国などの関連する規制当局による承認の対象となる。
規制当局による承認の取得を前提として2023年第3四半期に子会社化を完了する見込みという。
Mimosa Networksは固定無線アクセス(FWA)に関する事業が主力事業となっている。
Jio Platformsによる子会社化が完了後もFWAに関する製品の開発、製造、販売を継続する。
Jio Platformsは子会社で米国のReliance Jio Infocomm USAを通じてAirspan Networks Holdingsに出資しており、Airspan Networks Holdingsの取締役会の議席を確保している。
Jio PlatformsはMimosa Networksの子会社化を完了後もAirspan Networks Holdingsの株主であることに変わりはない。
Airspan Networks Holdingsは持株会社で、主要な事業会社は子会社で米国のAirspan Networksである。
Airspan Networksはオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)をベースとする第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)やプライベートネットワークに関する事業が主力事業となっている。
Airspan Networks HoldingsはMimosa Networksを譲渡することで、Airspan Networksの事業に集中するという。
Jio Platformsは子会社でインドのReliance Jio Infocommを通じてインドで移動体通信事業者として携帯通信事業を行う。
Reliance Jio Infocommの携帯通信網ではAirspan Networksの通信設備を導入した実績がある。
日本ではRakuten Mobile (楽天モバイル)が広範にAirspan Networksの通信設備を導入している。
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