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米T-Mobile USAがサブ6の5Gで4CC CAを導入へ、Galaxy S23が対応予定



米国(アメリカ)のT-Mobile USの完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるT-Mobile USAはサブ6GHz帯(Sub6)の周波数を使用して第5世代移動通信システム(5G)のNR方式で4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)を導入する計画を発表した。

T-Mobile USAはスウェーデンのEricsson、フィンランドのNokiaの完全子会社で同国のNokia Solutions and Networks、米国のQualcommの完全子会社で同国のQualcomm Technologies、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)と協力して商用のスマートフォンで4CC CAの試験に成功したという。

無線アクセスネットワーク(RAN)構成はNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成で運用する。

周波数は1.9GHz帯および2.5GHz帯である。

4CC CAはキャリアアグリゲーション(CA)を高度化して4搬送波を使用しており、1.9GHz帯の2搬送波と2.5GHz帯の2搬送波の合計で4搬送波となる。

帯域幅は1.9GHz帯が15MHz幅と20MHz幅、2.5GHz帯が90MHz幅と100MHz幅であるため、合計は225MHz幅となっている。

NR Bandは1.9GHz帯がFR1のn25で、2.5GHz帯がFR1のn41である。

4CC CAは下りで適用しており、試験では下りの通信速度は実測値で約3.4Gbpsを記録したという。

なお、下りの通信速度の理論値は3.6Gbps程度と思われる。

各社の役割としてはEricssonおよびNokia Solutions and Networksが基地局を構成する通信設備を供給しており、Samsung Electronicsが商用のスマートフォンを供給した。

試験で使用した商用のスマートフォンはSamsung Galaxy S23で、Qualcomm Technologiesが開発したチップセットと通信モデムを搭載する。

T-Mobile USAが取得した商用の周波数を使用しており、T-Mobile USAが商用の携帯通信網で4CC CAを導入する計画である。

2023年後半にSamsung Electronics製のSamsung Galaxy S23、Samsung Galaxy S23+、Samsung Galaxy S23 Ultraが4CC CAに対応することが確定している。

4CC CAに対応するスマートフォンは順次拡大する計画である。

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