ソフトバンク、iPhoneとiPadに5G SAを提供開始
- 2023年03月28日
- SoftBank-Apple
SoftBank Corp.はSoftBankの携帯通信サービスで米国(アメリカ)のAppleが展開するiPhoneおよびiPadの一部機種に対して5G SAの提供を開始したと発表した。
SoftBank Corp.の携帯通信網では5Gの無線方式としてNR方式を導入している。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成とNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成のデュアルモードで運用する。
コアネットワークはNSA構成では4G向けのEPCを使用するが、SA構成では5G向けの5GCとなる。
SoftBank Corp.はSA構成の5Gサービスを5G SAとして展開しており、一部機種で利用が可能である。
iPhoneおよびiPadの一部機種ではOSのバージョンをiOS 16.4もしくはiPadOS 16.4にアップデートを適用すると、SoftBankの携帯通信サービスで5G SAを利用できる。
詳細な対象機種はiPhoneがiPhone 14、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro、iPhone Pro Maxの4機種となる。
iPadが11インチiPad Pro(第4世代)および12.9インチiPad Pro(第6世代)の2機種となっている。
iPhoneの4機種ではiOS 16.4、iPadの2機種ではiPadOS 16.4へのアップデートを適用することになる。
なお、iOS 16.4およびiPadOS 16.4は日本標準時を基準としてAppleが2023年3月28日に提供を開始した。
5G SAは一部のエリアで提供しており、SoftBank Corp.は5G SAを利用できる施設や場所を一覧形式で公表している。
iPhoneおよびiPadに対してSA構成の5Gサービスの提供を開始した移動体通信事業者(MNO)は日本ではSoftBank Corp.が初めてである。
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