KDDIと沖縄セルラー電話、個人向けに5G SAを提供開始

KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone Company (沖縄セルラー電話)は個人向けに5G SAを商用化した。

2023年4月13日よりauの携帯通信サービスで個人向けに5G SAの提供を開始している。

5G SAは従来の5Gとは無線アクセスネットワーク(RAN)構成が異なる。

KDDIおよびOkinawa Cellular Telephone Companyは5Gの無線方式としてNR方式を採用する。

従来の5GのRAN構成は第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3xで、コアネットワークは4G向けのEPCである。

5G SAはNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成のOption 2で、コアネットワークは5G向けの5GCとなる。

法人向けに先行して5G SAを商用化したが、個人向けには2023年4月13日に5G SAを商用化することになった。

個人向けの5G SAの商用化に伴いNRデュアルコネクティビティ(NR-DC)も導入している。

5G SAの通信速度はNR-DCを適用した場合に下り最大4.9Gbps/上り最大954Mbpsとなる。

なお、5G SAの利用には5G SA契約を申し込み、5G SA対応SIMカードに変更する必要がある。

2023年4月13日時点では韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のGalaxy S22 SCG13およびGalaxy S22 Ultra SCG14で5G SAを利用できる。

いずれも2023年4月12日に提供を開始したソフトウェアのアップデートを適用すると5G SAに対応する。

そのため、5G SAを利用するためにはソフトウェアのアップデートを適用する必要がある。

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