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楽天モバイルと提携のAST SpaceMobile、宇宙ベースの4Gで10Mbps超を記録



米国(アメリカ)のAST SpaceMobileは宇宙ベースの携帯通信で10Mbpsを超える通信速度を記録したと発表した。

AST SpaceMobileは宇宙ベースのセルラーブロードバンドネットワークとして宇宙空間の低軌道衛星から標準技術に準拠した携帯通信網を構築しており、商用化に向けた試験を進めている。

2023年6月に米国のハワイ州で複数の既存のスマートフォンを使用してデータ通信の試験を行い、下りの通信速度は実測で10.3Mbpsに達したという。

低軌道衛星は試験用のBlueWalker 3を使用しており、引き続きBlueWalker 3の評価を行うと案内している。

なお、データ通信の試験は米国のAT&Tが保有する周波数およびフィンランドのNokia Solutions and Networksが開発した無線アクセスネットワーク(RAN)の通信設備を使用した。

無線方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式である。

次の主要な取り組みは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式の運用になるという。

AST SpaceMobileは米国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)より3地域で周波数を指定して試験の許可を受けている。

ハワイ州ではホノルル郡でAT&Tの850MHz帯を使用できる。

そのため、データ通信の試験では850MHz帯を使用したと思われる。

LTE方式であるため、バンド番号はBand 5となる。

AST SpaceMobileにはAT&TやRakuten Group (楽天グループ)などが資本参加しており、日本を含めた世界各地で試験を進める計画である。

日本ではRakuten Groupの完全子会社であるRakuten Mobile (楽天モバイル)と協力している。

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