北朝鮮で新型スマホ三台星8を製品化

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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のJonsung Eco & Tech Trading Companyはスマートフォン「Samthaesong8 (三台星8)」を製品化したことが分かった。

北朝鮮の政府機関である朝鮮中央放送委員会(Central Broadcasting Committee of Korea)が運営する朝鮮中央テレビジョン(Korean Central Television：KCTV)が放送した番組でSamthaesong8が登場した。

朝鮮中央テレビジョンが放送したスマートフォンの安全な使用のための主な推奨事項でSamthaesong8の実機が登場しており、北朝鮮国内でSamthaesong8が流通していることを確認できる。

スマートフォンの新製品を紹介する目的の番組ではないため、Samthaesong8の詳細な仕様には言及していない。

狭額縁設計を採用しており、ディスプレイの上部には水滴型の切り欠きを備える。

リアにはトリプルカメラを搭載していると思われる。

販売元のJonsung Eco & Tech Trading Companyは北朝鮮の首都・平壌市の平川区域に所在する会社である。

情報技術分野で新たな事業を展開するために設立したという。

北朝鮮国内の情報技術分野を支える存在に成長することを目標として掲げる。

他国との技術的な協力も推進する意向である。

当初は20代から30代の開発者を中心としてブラウザやメッセージなどスマートフォン向けアプリケーションを開発してきた。

事業規模を拡大する一環でゲームの開発も進めているほか、スマートフォンも展開することになった。

スマートフォンの開発に取り組んでいることは2021年第3四半期の時点で判明していた。

2021年第3四半期の時点ではSamthaesong (三台星)の商標を使用してスマートフォンを展開する計画も分かっていた。

なお、Samthaesongは3つの明るい星を意味しており、読みはサムテソンである。

平壌市内には同名を冠した飲食店も存在する。

Samthaesongのスマートフォンは開発の計画が判明していたが、実機の登場に伴い製品化を確認できたことになる。