マカオ特別行政区で5Gの加入件数が30万件に

マカオ特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を司る郵電局(Direccao dos Servicos Correios e Telecomunicacoes)はマカオ特別行政区における電気通信分野の統計資料を更新した。

毎月の電気通信分野の統計資料の更新伴い2023年5月末時点の情報を掲載している。

携帯通信サービスの加入件数は2022年9月から9か月連続で増加しており、1,293,793件となった。

マカオ特別行政区の人口は2023年第1四半期末時点で673,600人である。

2023年第1四半期末時点の情報は2023年3月末時点の情報となるため、加入件数と人口の数値は時期に2か月の開きがあるが、おおよその携帯通信サービスの人口普及率は約192.07%となる。

人口は四半期ごとに公表していることに留意しておきたい。

加入件数は契約種別ごとの内訳も公表されている。

第3世代移動通信システム(3G)はポストペイド回線が20,458件、プリペイド回線が4,400件となった。

LTEはポストペイド回線が676,183件、プリペイド回線が254,220件である。

第5世代移動通信システム(5G)はポストペイド回線が263,409件、プリペイド回線が75,121件となっている。

全体のうち3Gは24,858件で約1.92%、LTEは930,403件で約71.91%、5Gは338,530件で約26.17%を占める。

5Gは2023年5月中に30万件に達した。

なお、3Gと5Gは通信の世代で、LTEは第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるが、郵電局は免許の種別を基準に表記しているため、3G、LTE、5Gの表記となる。

統計資料はマカオ特別行政区で携帯通信事業を行う4社の移動体通信事業者(MNO)が集計の対象となっている。

マカオ特別行政区では5Gは2社の移動体通信事業者が2022年11月から2022年12月に順次導入した。

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