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豪州のOptus、衛星経由の携帯通信網構築でSpaceXと協業



シンガポールのSingapore Telecommunications (Singtel)の完全子会社で豪州(オーストラリア)の移動体通信事業者(MNO)であるOptus MobileはSpaceXとして事業を行う米国(アメリカ)のSpace Exploration Technologiesと協業して新たな方法で通信を実現すると発表した。

Space Exploration Technologiesが運用するStarlinkの低軌道衛星から携帯通信網を構築して遠隔地などで携帯通信サービスの提供を実現する計画である。

低軌道衛星から構築する携帯通信網は標準技術に準拠するため、既存の一般的な携帯端末で利用することができる。

無線方式は案内していないが、Optus Mobileは2017年8月1日をもって第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式を停波した。

第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式は2024年9月に停波する予定である。

そのため、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と第5世代移動通信システム(5G)のNR方式の一方もしくは両方を採用することになる。

2024年後半からSMS、2025年後半から音声通話およびデータ通信を提供する計画という。

Optus Mobileの携帯通信網の人口カバー率は98.5%に達している。

しかし、広大な面積と複雑な地形から豪州では携帯通信網を整備できていない場所が少なくない。

特に豪州大陸の内陸部は携帯通信網の整備が容易ではなく、携帯通信の需要も高くないため、豪州大陸の面積の約60%は依然として圏外となっている。

低軌道衛星から携帯通信網を構築することで、周波数の利用が許可されていない西オーストラリア州の特定の地域を除いた豪州大陸で面積カバー率を100%に拡大する計画という。

事実上、豪州大陸の大部分で携帯通信網の整備を実現することになる。

その他の詳細に関しては商用化の時期に案内する予定である。

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