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米T-Mobile USA、5G SAで4CC CAを商用化



米国(アメリカ)の移動体通信事業者(MNO)であるT-Mobile USAは第5世代移動通信システム(5G)で新たな高度化技術を導入したと発表した。

T-Mobile USAはNR方式のスタンドアローン(SA)構成に準拠した5G SAで4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)を商用化したという。

なお、NR方式は5Gの無線方式で、SA構成はNR方式が単独で動作する無線アクセスネットワーク(RAN)構成である。

5G SAの4CC CAではサブ6GHz帯(Sub6)の周波数を利用する。

FDDの600MHz帯と1.9GHz帯がそれぞれ1搬送波、TDDの2.5GHz帯が2搬送波、合計で4搬送波となる。

NR Bandは600MHz帯がFR1のn71、1.9GHz帯がFR1のn25、2.5GHz帯がFR1のn41である。

最初は韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のSamsung Galaxy S23、Samsung Galaxy S23+、Samsung Galaxy S23 Ultraで5G SAの4CC CAを利用できる。

Samsung Electronics製のSamsung Galaxy Z Flip5およびSamsung Galaxy Z Fold5も5G SAの4CC CAに対応する。

5G SAの4CC CAは下りで実装した。

通信速度の理論値は3.3Gbpsを上回るという。

T-Mobile USAがSamsung Galaxy Z Fold5で測定した実測値では約1.25Gbpsとなっている。

5G SAの4CC CAに対応していないSamsung Electronics製のSamsung Galaxy S21では約700Mbpsを記録しており、5G SAの4CC CAでは高速通信を実現できると説明している。

当初は一部の地域で導入しているが、数週間で米国各地でも展開する。

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