ベトナム当局、4Gおよび5G向けに700MHz帯を割当へ
- 2023年09月06日
- 海外携帯電話
ベトナムの政府機関で電気通信分野などの規制を司る情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)は携帯通信向け周波数として700MHz帯を割当する計画であることが分かった。
情報通信省は第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)の展開のために700MHz帯を割当することになった。
700MHz帯は周波数オークションを通じて割当する計画で、情報通信省としては700MHz帯を割当するための準備は完了に近い状況にあるという。
無線方式は4GのLTE方式もしくは5GのNR方式を導入できる。
バンド番号はLTE方式を導入する場合はBand 28、NR方式を導入する場合はFR1のn28となる。
ベトナムでは携帯通信向け周波数の割当として2023年5月15日、2023年5月25日、2023年6月2日に2.3GHz帯を割当する周波数オークションを開催した。
2.3GHz帯では30MHz幅の3枠を用意したため、3回に分けている。
ベトナムの移動体通信事業者(MNO)であるViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Group、VNPT VinaPhone Corporation、MobiFone Corporation、Vietnamobile Telecommunicationsが参加の申請を提出しており、いずれも情報通信省より参加の資格の認定を受けていた。
しかし、最終的にはViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Group、VNPT VinaPhone Corporation、MobiFone Corporation、Vietnamobile Telecommunicationsともに参加を取り止め、2.3GHz帯は割当なしの結果となった。
700MHz帯は2.3GHz帯が割当なしの結果となってから初めての携帯通信向け周波数の割当となる。
詳細には言及していないが、700MHz帯では2.3Ghz帯の割当で発生した課題を解決した規則を導入する計画である。
携帯通信向けに700MHz帯を割当することで、4Gや5Gの展開の加速を期待するという。
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