インドのJio、AirspanからMimosaの買収を完了
- 2023年09月07日
- 海外携帯電話
インドのJio Platformsは米国(アメリカ)のAirspan Networks Holdingsから米国のMimosa Networksの買収を完了したことが分かった。
2023年7月22日に修正した2023年3月8日付けの契約で定めた条件に基づきMimosa Networksの買収を完了したという。
Airspan Networks Holdingsは同社の完全子会社で米国のAirspan Networksを通じてMimosa Networksを完全所有していたが、Mimosa Networksの株式の全部を約6,000万米ドル(約87億5,580万円)でJio Platformsの完全子会社で米国のRadisys Corporationが取得している。
これにより、Mimosa NetworksはJio Platformsの完全子会社となった。
当初より規制当局の承認の取得を前提として2023年第3四半期に完了する予定と案内していたため、予定の時期に子会社化を完了したことになる。
Mimosa Networksは固定無線アクセス(FWA)に関する事業が主力事業である。
Airspan Networksとは再販契約を締結したため、Airspan NetworksはMimosa Networksの製品の販売を継続する。
Jio Platformsは子会社で米国のReliance Jio Infocomm USAを通じてAirspan Networks Holdingsに出資しており、引き続きAirspan Networks Holdingsの株主であることに変わりない。
Airspan Networks Holdingsは持株会社で、傘下の主要な事業会社はAirspan Networksである。
Airspan Networksはオープン無線アクセスネットワーク(RAN)に対応した第4世代移動通信システム(4G)や第5世代移動通信システム(5G)の無線機の設計および開発などを行う。
日本の移動体通信事業者(MNO)としてはRakuten Mobile (楽天モバイル)が商用の4Gおよび5GでAirspan Networksの無線機などを採用している。
Jio Platformsの傘下の主要な事業会社はインドの移動体通信事業者であるReliance Jio Infocommで、商用の4GでAirspan Networksの無線機を採用した実績がある。
Reliance Jio Infocommは加入件数を基準にインドで最大の移動体通信事業者となっている。
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