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楽天シンフォニーが協力するドイツの1&1、携帯通信サービスの商用化を延期



ドイツの1&1は同社の完全子会社でドイツの1&1 Mobilfunkが2023年12月に携帯通信サービスを商用化すると発表した。

1&1 Mobilfunkは第5世代移動通信システム(5G)の導入を想定した携帯通信向け周波数を取得して移動体通信事業者(MNO)として参入することになった。

そのため、ドイツ全土で5Gを中心として第4世代移動通信システム(4G)とともに携帯通信網の整備を進めている。

最初は携帯通信網を活用した固定通信サービスを2022年12月28日に商用化しており、携帯通信サービスは2023年第3四半期に商用化する計画と案内していた。

2023年第2四半期累計の業績の発表では携帯通信サービスの商用化に関して詳細な時期も言及して2023年9月と説明していたが、新たな発表では2023年12月となった。

事実上、携帯通信サービスの商用化は延期したことになる。

固定通信サービスでは当初より5Gを利用できるが、携帯通信サービスでは当初は4Gを提供する予定で、2024年夏以降には国内ローミングの対象の移動体通信事業者を変更後に5Gも導入する。

国内ローミングは携帯通信サービスの商用化と同時に提供を開始する計画である。

当初は対象の移動体通信事業者がスペインのTelefonicaの子会社でドイツの移動体通信事業者であるTelefonica Germanyであるが、2024年夏には英国(イギリス)のVodafone Groupの完全子会社でドイツの移動体通信事業者であるVodafoneに変更することが決定している。

技術的には2024年7月1日からVodafoneの携帯通信網で国内ローミングを利用できるよう準備するが、準備に時間を要することも想定しており、遅くとも2024年10月1日までには変更できるよう調整を進める。

国内ローミングはTelefonica Germanyの携帯通信網では4Gを利用できるが、Vodafoneの携帯通信網では5Gの利用も可能となる。

携帯通信網の構築ではRakuten Group (楽天グループ)が移動体通信事業者であるRakuten Mobile (楽天モバイル)を通じて完全所有するRakuten Symphony (楽天シンフォニー)と協力しており、Rakuten Symphonyのオープン無線アクセスネットワーク(オープンRAN)ソリューションを採用した。

基地局を構成する無線装置はRakuten Symphonyを通じてNEC Corporation (日本電気)から調達している。

ドイツで第4の移動体通信事業者として新規参入することになる。

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