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KDDIがマニラ首都圏の地下鉄開発事業に参画、フィリピン初の地下鉄



KDDIおよび同社のフィリピン法人であるKDDI Philippines Corporationはフィリピンで最初の地下鉄開発事業に参画すると発表した。

マニラ首都圏の通称で知られる国家首都地域(NCR)の地下鉄開発事業で通信インフラストラクチャなどを構築するという。

フィリピンでは国家首都地域のヴァレンズエラ市とパラニャケ市を結ぶ地下鉄開発事業を進めている。

国家首都地域で進める地下鉄開発事業はフィリピンで最初の地下鉄となる。

交通システムはフランスのThalesが提供することが決定している。

KDDIはThalesと契約して地下鉄開発事業に参画することになった。

日本国内外で通信インフラストラクチャの構築の実績が豊富なKDDIの知見を生かして、KDDI Philippines Corporationが通信インフラストラクチャおよび料金徴収システムを構築するという。

通信インフラストラクチャの構築では配管部材の納入および設置、ケーブリング作業、機材設置作業を行う。

料金徴収システムの構築では改札機や券売機の設置作業、通信およびサーバなど機材の納入および設置を担当する。

対象の区間はヴァレンズエラ市に所在するイーストヴァレンズエラ駅から国家首都地域のパサイ市に所在するNAIAターミナル3駅までの15駅および車両基地や管制センターを含む全長約30kmの区間となっている。

なお、NAIAターミナル3駅はニノイ・アキノ国際空港(MNL)の第3ターミナルに設置する駅となる。

対象の区間は公共交通機関の整備が不十分で、基本的に自動車で移動する必要があるが、地下鉄の開業に伴い所要時間は1時間以上も短縮できる見込みという。

KDDIおよびKDDI Philippines Corporationが参画の対象とする区間は2029年度に完成する予定である。

KDDI

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