楽天モバイル傘下の楽天シンフォニー、Japan OTICよりO-RAN E2E Badge認証を取得
- 2024年01月22日
- 海外携帯電話
Rakuten Mobile (楽天モバイル)の完全子会社であるRakuten Symphony (楽天シンフォニー)はJapan OTICよりO-RAN End-to-End Badge認証を取得したと発表した。
O-RAN End-to-End Badge認証はOpen RANの標準仕様の策定および推進を行う国際的な標準化団体であるO-RAN ALLIANCEが定めるO-RANエンドツーエンド仕様に準拠することを証明する認証である。
Japan OTICは2024年1月12日付けでO-RAN End-to-End Badge認証を発行している。
第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式向けコアネットワークのEPCに第5世代移動通信システム(5G)のNR方式の基地局を連携させるノンスタンドアローン(NSA)構成でO-RAN End-to-End Badge認証を発行した事例は世界で初めてとなる。
検証用の通信設備はコアネットワークと無線アクセスネットワーク(RAN)で構成するが、認証範囲は無線アクセスネットワークとなっている。
無線アクセスネットワークは分散装置および集約装置を含めた制御装置と無線装置で構成する。
被試験装置のモデル名はLTE方式の分散装置および集約装置がBareBone D52BE 2U、NR方式の分散装置がBareBone S5I 2U、NR方式の集約装置がBareBone D52BQ 2U、無線装置がMB5420-m5770である。
製造者は分散装置および集約装置のハードウェアが台湾のQuanta Computer (広達電脳)の完全子会社で台湾のQuanta Cloud Technology (雲達科技:QCT)、分散装置および集約装置のソフトウェアがRakuten Symphony、無線装置がNEC Corporation (日本電気)となる。
MB5420-m5770はMassive MIMO (大規模MIMO)に対応したアンテナ一体型無線装置で、NR BandはFR1のn77に対応している。
O-RAN End-to-End Badge認証は各装置の組み合わせで1の認証となるため、各装置で認証IDは共通である。
Japan OTICとしては2番目の認証の発行となった。
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