米AT&T Mobility、大規模な通信障害で返金
- 2024年02月29日
- 海外携帯電話
米国(アメリカ)のAT&Tの完全子会社で同国の移動体通信事業者(MNO)であるAT&T Mobilityは2024年2月22日に発生した大規模な通信障害に関して返金を行うと発表した。
AT&T Mobilityの携帯通信サービスでは2024年2月22日に全米で大規模な通信障害が発生していた。
2024年2月22日の10時15分に第1報を掲載しており、2024年2月22日の早朝から携帯通信サービスを利用しづらい事象が発生していることを認めた。
2024年2月22日の14時10分には第2報を掲載しており、すべての携帯通信サービスを復旧したという。
2024年2月22日の2時30分頃から通信障害が発生していたことが分かっており、半日弱も継続したことになる。
原因は2024年2月22日の18時46分に掲載した第3報で説明しており、ネットワークの拡張作業で誤った手順を適用および実行したことに起因する。
第三者の関与が原因ではないことも明確化している。
大規模な通信障害を受けて1日あたりの平均的な料金として5米ドル(約750円)の返金を行う。
対象はポストペイドプランのAT&T Wirelessの加入者で、AT&T Wirelessのアカウントあたり5米ドルのクレジットを付与するとともに、クレジットを付与後の請求で5米ドルを割引することで返金とする。
プリペイドプランのAT&T Prepaid、法人向けのAT&T Business、AT&Tの完全子会社でAT&T Mobilityから卸提供を受ける仮想移動体通信事業者(MVNO)であるCricket Wirelessは対象外と明確化している。
AT&T Businessの加入者とは緊密に協力して議論していることも公表しており、個別に決定すると思われる。
なお、表記の時間はすべて中部標準時である。
スポンサーリンク