スイス国有のSwisscom、Vodafone Italiaの買収で合意

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スイスのSwisscomは英国(イギリス)のVodafone Groupとイタリアの移動体通信事業者(MNO)であるVodafone Italiaに関して法的拘束力を有する契約を締結したと発表した。

Vodafone ItaliaはVodafone Groupの完全子会社であるが、SwisscomおよびVodafone GroupはSwisscomがVodafone GroupからVodafone Italiaの株式の全部を80億ユーロ(約1兆2,982億円)で取得する契約を締結したという。

規制当局やその他の慣習的な承認の取得を前提として2025年第1四半期に取引を完了する予定である。

SwisscomはVodafone Italiaの買収に関してSwisscomの完全子会社でイタリアの移動体通信事業者であるFastwebと合併することが目的と明確している。

そのため、SwisscomがVodafone Italiaの買収を完了後はFastwebとVodafone Italiaは合併することになる。

Swisscomは株式の51%をスイス政府が保有する国有の会社である。

Vodafone Italiaを買収する決定はスイスの国家としての目標に準拠しており、スイス全体にとって有益な取引になると完全に確信したため、Swisscomの取締役会はVodafone Italiaの買収を承認したという。

なお、Swisscomの携帯通信事業はイタリア以外にスイスおよびリヒテンシュタインでも展開している。

スイスでは完全子会社で同国の移動体通信事業者であるSwisscom (Switzerland)、リヒテンシュタインでは完全子会社で同国の移動体通信事業者であるSwiscomm Reが事業会社となる。