5Gの商用化から5年
第5世代移動通信システム(5G)の商用化から5年を迎えた。
標準化団体の3rd Generation Partnership Project (3GPP)で5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gサービスは米国(アメリカ)の移動体通信事業者(MNO)でVerizon Wirelessとして携帯通信事業を行うCellco Partnershipが2019年4月3日に世界で初めて商用化した。
そのため、2024年4月3日には世界初の5Gサービスの商用化から5年が経過したことになる。
Cellco Partnershipは世界初の5Gサービスの商用化を目指していた。
最初は2019年4月11日に5Gサービスを商用化すると発表していたが、Cellco Partnershipの発表を受けて韓国の3社の移動体通信事業者が2019年4月5日に商用化すると発表したため、Cellco Partnershipは予告なく2019年4月3日に商用化することになった。
5Gサービスは5G Ultra Widebandとして提供しており、米国のイリノイ州シカゴ市およびミネソタ州ミネアポリス市の一部が最初のエリアとなった。
対応機種としては米国のMotorola Mobility製の5G moto mod (MD1005G)を2019年4月3日に発売した。
2019年4月3日時点ではNR方式の周波数は28GHz帯と39GHz帯を使用していた。
NR Bandは28GHz帯がFR2-1のn261、39GHz帯がFR2-1のn260である。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3xを採用した。
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