香港の携帯電話事業者、ミリ波の周波数で位置交換を実施

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香港特別行政区の政府機関で電気通信分野の規制を司る通訊事務管理局弁公室(Office of the Communications Authority：OFCA)は26GHz帯および28GHz帯における大規模公共移動通信サービスの提供のための周波数の第2回の割当の完了に伴い周波数の位置交換を実施した。

第2回では香港特別行政区のすべての移動体通信事業者(MNO)が割当を受けており、帯域幅はChina Mobile Hong Kong (中国移動香港：CMHK)、Hong Kong Telecommunications (HKT)、SmarTone Mobile Communications (数碼通電訊)がそれぞれ200MHz幅、Hutchison Telephone (和記電話)が600MHz幅である。

第1回ではHutchison Telephoneは割当を受けず、China Mobile Hong Kong、Hong Kong Telecommunications (HKT)、SmarTone Mobile Communicationsがそれぞれ400MHz幅の割当を受けていた。

そのため、第1回と第2回の合計で全社が600MHz幅ずつ確保することになった。

周波数範囲は第1回で26550～26950MHzをSmarTone Mobile Communications、26950～27350MHzをChina Mobile Hong Kong、27350～27750MHzをHong Kong Telecommunications (HKT)に割当したため、第2回では全社が連続した600MHz幅を確保できるよう位置交換も行われた。

第2回の完了後は25550～26150MHzがHutchison Telephone、26150～26750MHzがChina Mobile Hong Kong、26750～27350MHzがSmarTone Mobile Communications、27350～27950MHzがHong Kong Telecommunications (HKT)となった。

なお、26GHz帯および28GHz帯は準ミリ波の周波数であるが、携帯通信分野では一般に準ミリ波の周波数もミリ波(mmWave)に含める。

ミリ波の周波数は第5世代移動通信システム(5G)の整備で活用する計画である。