Baicells製のローカル5G向け基地局が技適通過
- 2024年07月16日
- Local 5G
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は電波法に基づく技術基準適合証明などを受けた機器の情報を更新した。
Baicells Japan製の基地局「BSC7079B243」が2024年6月5日付けでTACを通じて電波法に基づく工事設計認証を受けたことが分かった。
特定無線設備の種別は証明規則第2条第11号の29に規定する特定無線設備であるため、TD-5G-NR(Sub6帯)用基地局となる。
周波数は4500~4900MHzに対応しており、1搬送波の帯域幅は100MHz幅で動作する。
無線方式は第5世代移動通信システム(5G)のNR方式で、NR BandはFR1のn79として運用できる。
動作する周波数にはNTT DOCOMOの4500~4600MHzおよびローカル5Gの4600~4900MHzを含むが、実際はローカル5G向けを想定して開発しており、ハードウェアとして対応することからn79の範囲内で工事設計認証の対象となる全部の範囲で工事設計認証を受けたと思われる。
認証取扱業者のBaicells Japanは中国のBaicells Technologies (北京佰才邦技術)とABIT Corporationの合弁会社である。
出資比率はBaicells Technologiesが52%、ABIT Corporationが48%で、Baicells Technologiesの子会社となる。
BSC7079B243はBaicells Technologiesの型番規則を適用しているため、実際はBaicells Technologiesが設計および開発を担当したと思われる。
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