ノキア、軍隊工業通信グループにベトナム製の5G基地局を供給

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フィンランドのNokia Corporationの完全子会社で同国のNokia Solutions and NetworksはベトナムのViettel Group (軍隊工業通信グループ)の支店で同国の移動体通信事業者(MNO)であるViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupに第5世代移動通信システム(5G)の基地局を構成する通信設備を供給することが分かった。

Nokia CorporationはViettel Groupとベトナムで初めて全国的に5Gの通信設備を展開するための大規模な新契約を締結したという。

新契約に基づきNokia Corporationは2024年から第4世代移動通信システム(4G)の基地局の近代化や5Gの基地局の開設に必要な通信設備をViettel Groupに供給する。

Nokia CorporationがViettel Groupに供給する通信設備にはAirScale無線アクセスポートフォリオのアンテナ分離型無線装置、Massive MIMO (大規模MIMO)に対応したアンテナ一体型無線装置、ベースバンドソリューションが含まれる。

5Gの通信設備はベトナムの22の第一級行政区で約2,500局の基地局に設置する予定である。

ベトナムには5の中央直属市と58の省、合計で63の第一級行政区が存在するため、Viettel Groupは63のうち22の第一級行政区でNokia Corporationから調達した5Gの通信設備を展開することになる。

Nokia Corporationはベトナム国内で通信設備を製造することを発表しており、Viettel Groupにはベトナム製の通信設備を供給する。

Nokia Corporationとしてはベトナム製の通信設備を供給する最初の事例となる。

なお、Nokia Corporationは完全子会社のNokia Solutions and Networksを通じて基地局事業を行い、Viettel Groupは支店のViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupを通じて携帯通信事業を行う。

そのため、Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupが5Gを導入するためにNokia Solutions and Networksが開発したベトナム製の通信設備を展開することになる。