サムスン電子がソフトバンクにGalaxy製品を供給か、韓国報道
- 2024年10月15日
- SoftBank-SAMSUNG
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)はSoftBank Corp.に再び携帯端末を供給する見込みであることが韓国の毎日経済の報道で分かった。
毎日経済はNTT DOCOMOが基地局の調達で国産優先を転換すると伝えた日本経済新聞の報道を引用して、日本の基地局市場に注力するSamsung Electronicsにとって青信号が灯ったと報じるとともに、携帯端末の供給に関しても言及している。
携帯端末の供給に関しては日本で基地局だけではなく携帯端末の販売拡大にも乗り出す計画で、2024年末頃にはSoftBank Corp.にGalaxy製品を供給する模様である。
近年は日本のビッグにはNTT DOCOMOとKDDIにGalaxy製品を供給しており、SoftBank Corp.は唯一供給していないが、2024年末頃からはSoftBank Corp.にも供給すると報じている。
毎日経済の報道が正しければ、SoftBank Corp.向けのGalaxy製品はGalaxy S6 edge (404SC)以来で約9年半ぶりとなる。
SoftBank Corp.とSamsung Electronicsの動きとしてSamsung ElectronicsがSoftBank Corp.向けの基地局を構成する無線装置の開発を進めていることが判明しており、Samsung ElectronicsはSoftBank Corp.に無線装置を供給する計画も存在すると思われる。
なお、基地局に関してはNTT DOCOMOが海外ベンダの基地局の調達を拡大するとの報道を受けて、Samsung Electronicsに供給の機会が発生すると期待されるため、青信号が灯ったと報じている。
これまでに、Samsung ElectronicsはNTT DOCOMOと2021年に3.4GHz帯の周波数を対象として第5世代移動通信システム(5G)の無線装置を供給する契約を締結しており、2022年には対象の周波数を3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GHz帯に拡大したが、供給量は少ない状況にとどまる。
決算発表時に開示する資料では基地局事業でしばしば韓国や北米(北アメリカ)とともに日本に言及するなど、Samsung Electronicsにとって日本は基地局事業で重視する市場のひとつである。
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