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NEC、5G基地局を米事業者に供給へ



NEC Corporation (日本電気)製の基地局「PF54A0-mb480-05」が2024年12月26日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を通過した。

FCC IDは2BHMSA1452201である。

製品の説明として市民ブロードバンド無線サービス(Citizens Broadband Radio Service:CBRS)の無線基地局向け無線装置と記載しており、市民ブロードバンド無線サービスの周波数に対応した基地局を構成する無線装置であることが分かる。

製造国は日本であるため、NEC Corporationの完全子会社であるNEC Platformsが福島県福島市で運営する福島事業所で製造すると思われる。

無線方式は第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式に対応している。

周波数範囲は3550~3700MHzに対応しており、1搬送波の帯域幅は40MHz幅で運用できる。

NR BandはFR1のn48となる。

市民ブロードバンド無線サービスの周波数で5Gを導入する米国の通信事業者向けに納入すると考えられる。

日本ではPF54A0-mb480-05と近い型式の無線装置としてPF54A0-rb790-85およびPF54A0-rb790-A5が存在する。

PF54A0-rb790-85およびPF54A0-rb790-A5はローカル5Gの周波数に対応しており、いずれもNEC Platformsが認証取扱業者として電波法に基づく工事設計認証を受けている。

PF54A0シリーズの市民ブロードバンド無線サービス版としてPF54A0-mb480-05を開発したと思われる。

連邦通信委員会

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