AST & Scienceと楽天モバイル、衛星直接通信の試験開始を3月25日に延期

米国(アメリカ)のAST SpaceMobileの完全子会社で同国の事業会社であるAST & Scienceは日本におけるSupplemental Coverage form Space (SCS)の試験の開始日を変更したことが分かった。

AST & Scienceは2025年3月7日付けで米国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る連邦通信委員会(Federal Communications Commission：FCC)に対して日本におけるSupplemental Coverage form Spaceの特別臨時許可を申請した。

Supplemental Coverage form Spaceは携帯通信技術による衛星と携帯端末の直接通信で、AST & Scienceは日本ではRakuten Mobile (楽天モバイル)と協力する。

特別臨時許可の申請の目的はSupplemental Coverage form Spaceの試験で、期間を定めてSupplemental Coverage form Spaceを運用する計画である。

当初、運用の期間は開始日を2025年3月15日、終了日を2025年9月15日として申請していたが、2025年3月15日までに申請が承認されず、東部夏時間で2025年3月18日を迎えても保留中となっている。

そのため、申請の内容を変更しており、運用の期間は開始日を2025年3月25日、終了日を2025年9月25日に変更した。

事実上、Supplemental Coverage form Spaceの試験の開始日を当初の計画から延期したことになる。

なお、Supplemental Coverage form Spaceの試験はサービスリンクにRakuten Mobileが割当を受けた700MHz帯の周波数を用いる。

福島県、東京都、島根県で試験を進める計画である。

コメントは受け付けていません。