ベトナムのVNPTを財務省に移管、子会社が携帯通信事業

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ベトナムの政府機関でスーパー委員会の通称で知られる国家資本管理委員会(Commission for the Managemnt of State Capital at Enterprises：CMSC)はベトナムのVietnam Posts and Telecommunications Group (ベトナム郵便電気通信グループ：VNPT)を同国の政府機関である財務省(Ministry of Finance：MOF)に移管を完了した。

ベトナムでは国有企業改革の一環で国有企業の一括管理および迅速な意思決定を目指してVietnam Posts and Telecommunications Groupを含めた19社の国有企業を国家資本管理委員会に集約していた。

しかし、ベトナムの政府機関である内務省(Ministry of Home Affairs：MOHA)の主導のもとで省庁の再編を行い、国家資本管理委員会は解散の対象となった。

内務省では国家資本管理委員会が所有権を有する国有企業の移管先の選定も行い、Vietnam Posts and Telecommunications Groupは財務省に移管することになった。

国家資本管理委員会が所有権を有した19社のうち1社は公安省(Ministry of Public Security：MPS)に移管したが、Vietnam Posts and Telecommunications Groupを含めた18社は国有財産行政を担う財務省が管理者として適任と判断した。

Vietnam Posts and Telecommunications Groupは電気通信事業および郵便事業などを主力事業とする。

電気通信事業には携帯通信事業も含まれ、携帯通信事業は子会社を通じて展開している。

携帯通信事業はVietnam Posts and Telecommunications Groupの完全子会社でベトナムのVNPT VinaPhone Corporationが担当する。

VNPT VinaPhone Corporationはベトナム全土で移動体通信事業者(MNO)として基地局を開設して携帯通信事業を行う。