エジプトのe& Egypt、5Gを商用化

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エジプトの移動体通信事業者(MNO)でe& Egyptとして携帯通信事業を行うEtisalat Misrは第5世代移動通信システム(5G)を商用化した。

2025年6月4日に5Gの提供を開始している。

携帯通信用途および固定通信用途で5Gを提供する。

固定通信用途では5G eHome Wirelessとして5Gを提供しており、5G eHome Wireless向け据置型無線LANルータで利用できる。

5G eHome Wireless向け据置型無線LANルータのハードウェアとしては通信速度は下り最大2.7Gbps/上り最大280Mbpsに対応するが、サービスとしては通信速度は下り最大588Mbpsとなる。

5Gの無線方式としてはNR方式を採用した。

エジプトの政府機関で電気通信分野の規制を司る国家電気通信規制庁(National Telecom Regulatory Authority：NTRA)は2024年10月7日付けでEtisalat Misrに5Gの免許を付与している。

そのため、Etisalat Misrは5Gの免許の取得から約8か月で5Gを商用化したことになる。

Etisalat Misrはアラブ首長国連邦(UAE)のEmirates Telecommunications Group Companyの連結子会社である。

Emirates Telecommunications Group Companyによる出資比率は66.4%となっている。

Emirates Telecommunications Group Companyの株式の60%はアラブ首長国連邦の政府機関で連邦政府直轄のエミレーツ投資庁(Emirates Investment Authority：EIA)が保有するため、Emirates Telecommunications Group Companyはアラブ首長国連邦国有の会社となる。

Emirates Telecommunications Group Companyは長らく一部の国を除いて基本的にEtisalatの商標を用いて携帯通信事業を展開してきたが、グローバルでブランドをEtisalatからe&に刷新した。

エジプトやアラブ首長国連邦もe&に刷新する対象となった。