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ソフトバンクが6Gに向け7GHz帯の実験、Massive MIMO技術を活用



SoftBank Corp.は第6世代移動通信システム(6G)の実用化に向けて7GHz帯のセンチメートル波を利用した屋外実証実験を開始したと発表した。

SoftBank Corp.はフィンランドのNokia Corporationと協力して2025年6月に日本の通信事業者として初めて7GHz帯を利用した屋外実証実験を開始したと案内している。

屋外実証実験では東京都の中心部に3局の7GHz帯の実験用基地局を設置しており、Massive MIMO (大規模MIMO)技術を活用して第5世代移動通信システム(5G)と同等の6Gのエリアを形成するための検証を行う。

7GHz帯は6G向けの周波数のひとつとして検討されている。

総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運営する電波利用ポータルを参照すると、2025年6月13日付けで7GHz帯の実験試験局免許を取得したことを確認できる。

中心周波数は7230MHz、帯域幅は100MHz幅であるため、屋外実証実験では7180~7280MHzを使用することが分かる。

携帯通信技術の標準化団体でフランスに本部が所在する3rd Generation Partnership Project (3GPP)では5Gの無線方式であるNR方式の周波数をFR1、FR2-1、FR2-2で定義している。

周波数範囲はFR1が410~7125MHz、FR2-1とFR2-2を含むFR2が24250~71000MHzとなる。

FR1はサブ6GHz帯(Sub6)の周波数が中心で、FR2はミリ波(mmWave)の周波数が中心となるため、携帯通信分野では一般にFR1をサブ6GHz帯、FR2をミリ波と呼称する。

新たにセンチメートル波を中心とする7125~24250MHzのFR3でNR方式の周波数を定義することが提案されており、5Gを技術拡張した5G-Advancedや6Gで活用も検討されている。

SoftBank Corp.の屋外実証実験で使用する周波数はFR3に含まれることになる。

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