FYRマケドニア当局が携帯電話キャリアVipとONEの統合を承認
- 2015年07月15日
- 海外携帯電話
マケドニア旧ユーゴスラビア共和国(以下、FYRマケドニア)の行政機関で自由競争の保護に関する業務を管轄するCommission for Protection of CompetitionはFYRマケドニアの移動体通信事業者であるVip operator DOOEL Skopje (以下、Vip)とONE Telecommunications Services DOOEL Skopje (以下、ONE)の統合を承認した。
VipはオーストリアのTelekom AustriaのFYRマケドニア子会社で、ONEはスロベニアのTelekom SlovenijeのFYRマケドニア子会社である。
2014年10月22日にTelekom AustriaとTelekom Slovenijeは両FYRマケドニア子会社の統合で合意しており、ようやくFYRマケドニア当局が統合を承認する判断を下した。
統合後はone.Vipとして事業を展開する計画で、出資比率はTelekom Austriaが55%で、Telekom Slovenijeが45%となる。
2015年第4四半期に統合が完了する予定となっている。
FYRマケドニアには3社の移動体通信事業者が存在しており、トップはドイツのDeutsche TelekomのFYRマケドニア子会社のMagyar Telekom傘下のMakedonski Telekom AD (以下、Makedonski Telekom)で、サービスブランドをT-Mobileとして展開している。
Makedonski Telekomは40%を超えるシェアを保有し、2位がVipとなっており、わずかな差でONEが3位と続いている。
VipとONEの統合後が完了してone.Vipが誕生すれば、Makedonski Telekomのシェアを上回ることになる。
Commission for Protection of Competition
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