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EricssonとギリシャのCOSMOTEが商用の3CC CAに256QAMを導入した試験を実施、下り最大500Mbpsに



Ericssonとギリシャの移動体通信事業者であるCosmote Mobile Telecommunicationsは3コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(3CC CA)と256QAMを組み合わせた試験を実施したことを発表した。

ギリシャの首都・アテネで開催されたInfocom World 2015において、EricssonとCosmote Mobile Telecommunicationsが共同で試験の成果を披露したことを報告している。

Cosmote Mobile Telecommunicationsはすでに3CC CAを商用化しており、20MHz幅と20MHz幅と10MHz幅のコンポーネント・キャリアを束ねて合計50MHz幅とし、通信速度は移動体通信サービスでは欧州最速となる下り最大375Mbpsで提供している。

現行のLTEサービスは変調方式に64QAMを採用しているが、256QAMを導入することで通信速度の高速化を図っている。

64QAMでは10MHz幅で下り最大75Mbpsとなるが、256QAMを導入することで10MHz幅では下り最大100Mbpsとなるため、Cosmote Mobile Telecommunicationsの3CC CAと256QAMを組み合わせることで帯域幅を増やすことなく通信速度を下り最大500Mbpsに高速化できる。

商用のネットワークで256QAMの試験を実施する事例は欧州で初めてとしており、Cosmote Mobile TelecommunicationsはEricssonと緊密に協力することで優位性を確保することを示している。

Ericsson

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